絵符データ管理処理の説明
[ボタンの内容] [シートの内容] [絵符データ編集] [読込] [保存] [バージョン情報] [絵符画像]  [確認メッセージ] [エラーメッセージ]
 勤務表名人(自動展開版)で使用する絵符データの設定管理する、「絵符データ管理」処理の説明で、解凍した時に展開されている、

  「絵符データ管理.xls」

この実行用ファイルを起動し、設定/変更を行うことで、ユーザーの使用に合った絵符データの自由な設定/変更が可能となる。
 起動時は、「起動・終了および共通事項」の説明に有るように、「マクロの確認アラート」のウインドウが表示されますので、必ず、”マクロを有効にする”を選択(クリック)して起動して下さい。マクロを有効にして起動されると、下記のような、「絵符データ管理」専用のコマンドバーおよびシート内容が表示され、操作可能となります。

 絵符データ管理の初期表示状態

ボタン  [↑ページの先頭]

 コマンドバーの各ボタンは、B「データ」はメニューに表示されるコマンド・ボタン、それ以外は、各コマンド・ボタンをクリックすることで該当の処理が実行される。(コマンド・ボタンは、使用できない状態のときは、Aのボタンのように文字がボタンと同じ色の表示状態となっている。


@ 絵符データ編集
この[絵符データ編集]ボタンは、この処理のメインである絵符データの設定/変更などの編集する場合に使用する。

A 絵符データクリア
この「絵符データクリア」ボタンは、作成中の絵符データを全てクリア(削除)して、シートを初期時様態にする場合に使用する。

注意 mainシート上で1件以上データがある場合に操作可能となる。

B データ
この[データ]ボタンはメニューボタンで、現在のデータを保存する場合または、保存したデータを読込む場合にクリックすると、C[読込]とD[保存]のサブメニューが表示されるので、何れかをクリックする。

C 読込
[データ]のメニューボタンである、この[読込]は、保存してある絵符データを読込む場合に使用する。

D 保存
[データ]のメニューボタンである、この[保存]は、作成中の絵符データを保存する場合に使用する。

E パージョン
この[バージョン情報]ボタンは、「鉄筋名人(加工明細書版)」「絵符データ管理」のバージョン情報(ユーザーID含む)等を表示する場合にクリックする。

F 終了
この[終了]ボタンは、「絵符データ管理」を終了する場合にクリックする。(Excelも同時に終了します。)
終了すると作成中のデータはなくなりますので、終了の確認メッセージが表示され、[はい]の選択で終了します。
作成中のデータを保存する場合は[いいえ]を選択して,「保存」を行ってから再度「終了」を実行してください。


シートの内容  [↑ページの先頭]

 シート内のセルは、行1〜4の見出し部分は「ウインドウ枠固定」となっており、操作が行えないようになっています。カーソルを移動した場合、番号の最初の位置に自動的に移動されます。その他、データを保護する部分は同じような動作となる。
 各セルは、

a : 表示管理するための番号(絶対に変更しないで下さい。

b : 絵符に対す名称。(変更入力する場合、特に制限なし)

c : 絵符画像。(絵符画像は絶対に直接変更しないで下さい。

d : 絵符の上の寸法を入力するかしないかの設定。(有効の場合は○を表示)

e : 絵符の左の寸法を入力するかしないかの設定。(有効の場合は○を表示)

f : 絵符の中央の寸法を入力するかしないかの設定。(有効の場合は○を表示)

g : 絵符の右の寸法を入力するかしないかの設定。(有効の場合は○を表示)

h : 絵符の下の寸法を入力するかしないかの設定。(有効の場合は○を表示)

i : 絵符に対する寸法を入力するかしないかの設定。(有効の場合は○を表示)

j : 絵符に対する演算子付の寸法を入力するかしないかの設定。(有効の場合は○を表示)

k : 絵符に対する演算子付の寸法を入力するかしないかの設定。(有効の場合は○を表示)

l : 絵符に対して使用する径の下限値。(変更入力する場合は、半角で入力)

m : 絵符に対して使用する径の上限値。(変更入力する場合は、半角で入力)

n : 切寸法を自動計算表示するための計算式。(変更入力する場合は、半角で入力。(直接に入力した場合は計算式の妥当性はチェックされません。

o : 自動計算された結果のまるめ値。(変更入力する場合は、半角で入力。)


となっており、入力変更可能ですが、絵符データに関するデータ(絵符画像および番号のセル)は、絶対に変更しないで下さい。また、直接変更した場合、誤りや妥当性はチェックされませんので、「鉄筋名人加工明細」の処理における動作も保証されません。ユーザーの責任において対応してください。
 基本的に絵符データの設定/変更とうに関する処理は、コマンドバーの@[絵符データ編集]を使用して行ってください。直接変更した場合は、「絵符データ編集」処理において正常に反映されない場合があります。


絵符データ編集  [↑ページの先頭]

 [絵符データ編集]のボタンをクリックすると下記図のフォームが表示され、絵符データの設定/変更が行えるようになる。
 操作は、まず、データの編集操作である、
  ・新規 : 新しい絵符データを作成する場合。
  ・変更 : 作成されている絵符データの内容を変更する場合。
  ・削除 : 作成されている絵符データを削除する場合。
何れかを選択する。「新規」以外は、「登録番号」の入力が可能となるので、「変更」、「削除」したいデータの番号を入力指定する。
次に、[選択実行]のボタンをクリックする。編集操作を終わる場合は、[終了]のボタンをクリックする。

絵符データ編集のフォーム


1 絵符情報の各設定内容
「新規」「変更」時に各項目の入力設定が操作可能となる。

a 名称
 この「名称」は、「加工明細」処理のフォームの「選択絵符データ一覧」で表示された時の絵符の上にマウスポインターが置かれた時に表示される内容となる。加工明細の説明を参照

b 絵符
 この「絵符」は、[参照]によって選択された絵符画像が表示される場所。

c [参照]ボタン
 この[参照]ボタンは、使用する絵符をファイルから選択するときに使用し、クリックすると下記図のように「データ(読込)」などを操作したときと同じ、Windowsのファイルの読込操作と同じダイアログボックスが表示されるので、使用する絵符の画像ファイルを選択すると、上記「絵符」の位置に選択した絵符画像が表示される。(ダイアログボックスでは、拡張子が「gif」の画像が表示選択できるようになっている。
 解凍したファイル内には、下記図で表示されているように絵符画像を作成するためのベースとなる何も図形が無い「brank.gif」と、「typexx.gif(xx:2桁の数字)」が用意(絵符画像)されており、現在の画像をを変更したり、「brank.gif」を使って新たな絵符画像データをユーザーの使用に合わせて作成してください。また、「brank.gif」は、印刷した後で手書きをしたい場合に使用できます。

[参照]で開かれるダイアログボックス

d 寸法入力・表示
 この「寸法入力・表示」は、「加工明細」処理のフォームの「寸法」の入力に対応し、この絵符を選択した場合に、絵符の上下左右、中央、右側えの付加寸法の入力/表示の指定をする(有効)/しない(無効)を設定する。また、この設定で有効とした場合、下記の「寸法計算」での使用が可能となる。

@ a(上)
上側の寸法入力指定を行う場合はチェックする。

A b(左)
左側の寸法入力指定を行う場合はチェックする。

B c(中)
中央の寸法入力指定を行う場合はチェックする。

C d(右)
右側の寸法入力指定を行う場合はチェックする。

D e(下)
下側の寸法入力指定を行う場合はチェックする。

E f(寸法)
右側えの寸法入力指定を行う場合はチェックする。

F g(演算子)
右側えの寸法入力指定で演算子(*)を付加して行う場合はチェックする。

G h(寸法)
右側えの寸法入力指定で演算子を付加して行う場合はチェックする。(gとhはペアで設定する。)この使用方法としては、フープなどの寸法指定などで有効で、e、f、gを有効とすることで、
  500*600
といった具合となる。

e 径の範囲
 この「径の範囲」は、絵符に対応した径の使用範囲を設定する。範囲を設定することで、絵符に対して無効な径の指定をチェックすることが出来る。指定は下記図のように異型棒鋼の規定径(6〜51)がコンボボックスリストに表示されるようになっている。

径の選択コンボボックスリスト

@ 下限
下限の径サイズを、コンボボックスリストから指定する。

A 上限
上限の径サイズを、コンボボックスリストから指定する。

f 寸法計算
 この「寸法計算」は、絵符に対して寸法の入力を有効とした場合に、その寸法を使用して「切寸法」を自動的に計算表示したい場合に使用可能で、切寸法の入力の目安としても使用できる。設定は、半角の英数字で、算術は+、−、/、*および、かっこ()を設定することが可能。
指定方法は、下記の「2 変更」の図だと、上側の「a(上)」を有効としているので、
 a + 40 * D
と設定しており、
 a : a(上)に対する入力された値
 D : 径に対応(通常は径と掛けた寸法として40dのように表すが、d(右)で使用しているので大文字Dを使用)
     ここでは40dを計算するために、40 * Dと設定している。

g 丸め
 この「丸め」は、上記の「寸法計算」に対して有効で、計算された値に対しての丸め値の設定となる。設定は、半角の数字で、単位はmmで指定。
 上記の計算式で、下記の「2 変更」の図のように丸め値が250mmだと、a(上)を2000、径を10と入力された場合、自動表示される切寸法は、2500mmとなる。

h [登録]ボタン
 このボタンの表示内容は処理の選択によって異なり、
  新規の場合 : 登録
  変更の場合 : 変更
  削除の場合 : 削除
のように表示され、クリックすることで該当の処理を実行する。下記図は、登録された例。
 「新規」「変更」では入力内容に誤り等がある場合はエラーメッセージが表示され、正常になるまで該当処理は実行されない。また、削除の場合、誤って削除されないように、本当に削除するか確認メッセージが表示される。

登録された絵符データのシートの表示例

i [中止(キャンセル)]ボタン
 この「中止(キャンセル)」は、「絵符情報」に対する現在の選択された処理を中止する場合にクリックする。

2 「変更」
 「変更」を選択して[選択実行]をクリックした場合、下記図のように変更するデータの登録番号に対応したデータが「絵符情報」のフレーム内に表示され、各内容の変更操作が可能となる。[登録]と表示されていたボタンも[変更]と切替わり、変更した内容で更新したい場合はこの[変更]ボタンをクリックすると、シート上の内容も更新される。変更を中止したい場合は、[中止(キャンセル)]をクリックする。

変更時の「絵符情報」表示内容

3 「削除」
 「削除」を選択して[選択実行]をクリックした場合、下記図のように削除するデータの登録番号に対応したデータが「絵符情報」のフレーム内に表示され、各データの変更等の操作は不可能で、[登録]と表示されていたボタンも[削除]と切替わり、このボタンと[中止(キャンセル)]のボタンだけが操作可能で、削除する場合はこの[削除]ボタンをクリックすると、シート上から削除される。削除を中止したい場合は、[中止(キャンセル)]をクリックする。

削除時の「絵符情報」表示内容


読込  [↑ページの先頭]

 読込は、この「絵符データ管理]で[保存]にて保存したデータのファイルをディスクから読込んでシートにセットする場合の操作で、[データ]のサブメニューの[読込]のボタンを押した場合に下記のフォーム画面が表示される。表示されるフォームはExcelの「ファイルを開く」と同じダイアログボックスが表示される。(表示されるフォーム画面はWindowsのバージョンにより異なる

 いつも行っているファイルを開く場合の操作を行って、読込むファイルを選択してください。(表示されるファイルは「絵符データ管理」の[保存]を使って保存した拡張子(efd)のファイルだけが表示されるようになっています。)操作をして下さい。

 表示された時の「ファイルの場所」の表示されるフォルダは基本的に「鉄筋名人(加工明細書版)」があるフォルダの中を表示するように設定していますが、Windows、Excelのバージョンや環境によっては正しく移動されない場合がありますので、その場合は、いつも使われている操作を行い、「鉄筋名人(加工明細書版)」のフォルダの位置に変更してください。

 作業中のデータがある場合に、読込むファイルを指定して[開く(O)]のボタンをクリックした場合、確認のため下記に示す確認メッセージが表示されますので、

  [はい(Y)]  : ファイルを読込む。
  [いいえ(N)] : 読込を中止する場合。

何れかのボタンをクリックする。[はい(Y)]をクリックした場合は、ファイルから読込んだデータがシート上に展開セットされ絵符データの設定/変更が行えるようになる。

データの読込のダイアログ・ボックス


保存  [↑ページの先頭]

 保存は、作成している現在の絵符データ(mainシートに展開されている)をディスクに名前を付けて保存する場合の操作で、[データ]のサブメニューの「保存」のボタンを押した場合に表示される。表示されるフォームはExcelの「ファイル(F)」「名前を付けて保存(A)」と同じダイアログボックスが表示される。(表示されるフォーム画面はWindowsのバージョンにより異なる)保存するデータが作成されていない場合は、エラーメッセージが表示され、このフォームは表示されません。

 表示されるファイルは、勤務表名人(自動展開版)でのデータとして拡張子が「msd」のファイルが表示されるようになっており、保存する場合も同様に拡張子が「msd」として保存されます。
表示されたときに、読込んだデータを保存する場合は、ファイル名の欄には、上記図のように読込んだときのファイル名が表示されます。

操作は、日頃行っている操作と同じく、ファイル名を指定したあと、[保存]をクリックする。

 [保存]ボタンをクリックして保存を行った場合,確認のため保存するファイル名の確認メッセージが表示され、保存するかしないかの選択となり、[はい(Y)]で保存を進めた場合、同一のファイル名が既にある場合は、新たな内容で上書き保存されます。
 ファイルの保存は、入力された「名前」に、「efd」という拡張子(ファイルの種類)を付けて保存されます。

 読込んだファイルを保存する場合は、自動的に読込んだファイル名が、「ファイル名(N)」の位置に表示されています。

データ保存のフォーム画面


絵符画像  [↑ページの先頭]

 解凍したファイルには下記図に示すような、絵符画像が用意されています。あくまでサンプルなので、ユーザーの使用に合わせて変更してください。ただし、画像はgif形式で、背景は透明として作成してください。 何も画像が設定されていない「brank.gif」を使って作成すれば、背景は透明となります。

配布時の絵符画像一覧


バージョン  [↑ページの先頭]

 [バージョン]のボタンをクリックすると下記図のような絵符データ管理のバージョンなどに関する、
 ・ソフト名称(絵符データ管理)
 ・バージョン(Ver X.X.X)
 ・ユーザーID(8桁の英数字)鉄筋名人(加工明細書版)購入手続に必要 (詳しくは試用版の解除の説明を参照。)
 ・URL(http://www.systemproduct.co.jp/ugate/
などの内容が表示されフォームが表示され、問合せなどの場合に、ここで表示される内容を使用して連絡する。
 表示内容を確認後、[OK]ボタンを押すと消える。

絵符データ管理 バージョン情報のフォーム


確認メッセージ  [↑ページの先頭]
[終了]のポタンを使って終了してください。
試用版のため印刷できません!
現在作業中のデータを本当にクリアしますか?
現在のデータに対して追加・変更等がありますが、読込を実行しますか?
現在のデータを保存して読込を実行する場合は[いいえ(N)]を選択して、保存してから読込を実行してください。
このファイルの絵符データを読込んでいいですか?
データの読込は正常に終了しました。
データの読込で、xx 件、エラーが有りましたので、確認してください。 (xx:エラー件数)
xx…xx : このファイル名で保存していいですか? (xx…xx:ファイル名)
データは正常に保存されました。
データの追加・変更等がありますが、終了しても良いですか?
現在のデータを保存していない場合は[いいえ]を選択して、保存してから終了してください。
終了しても良いですか?
現在のデータを保存していない場合は[いいえ]を選択して、保存してから終了してください。

エラーメッセージ  [↑ページの先頭]
数字以外の値が入力されています!
0以上の値を入力!
値が入力されていません!
処理が選択されていません!
登録番号が指定されていません!
規定外の径サイズが指定されています!
下限と上限の指定が誤っています!
絵符が指定されていません!
寸法計算の式に誤りがあります!
指定された番号のデータは有りません!
保存する絵符データは作成されていません!
該当のファイル名は保存されていません!
保存するファイル名が指定されていません!
処理するデータが入力されていません!(入力データ0件)