鉄筋名人web(簡易版)のHELPVer 1.0


オプション

これまでの鉄筋名人では「使用環境設定」と称していた使用するための各種設定を、拡張機能では「オプション」で行えるようにしてます。  起動は、メニューバーに表示されている鉄筋名人web(簡易版)のアイコン(拡張機能がインストールされていれば表示される)を左クリックすると、メニューが表示される(ブラウザによって異なる)ので、その中の「オプション(O)」をクリックする。    そうすると、新しいタブが開き、見たことある「使用環境設定」とほぼ同じ内容の設定項目が表示されるので、利用する条件に合った設定を行う。      初めて使う場合は自動的に初期設定が保存されている。保存はブラウザ固有の拡張機能の領域に確保される。  設定出来るのは必要最低限の、  ・計算条件         : 取り材を計算するための条件  ・総重量計算時の丸め方   : 丸め方の条件  ・集計方法の基本設定(明細) : 明細書作成で使用(一応確保)  ・取り材情報の設定     : 鋼材の使用条件 となってて、ボタン操作で更新される。  ・[保 存] :設定内容を保存する場合にクリック  ・[閉じる] :「オプション」を終了する場合にクリック 注意:「保存」操作で変更内容が保存されるが、「閉じる」でタブを閉じて、初めて適用される。

計算条件

「計算条件」は、取り材の計算を行う為の条件を3種類から選択する。 既に処理中のデータが有る時に設定を変更した場合は、そのデータの取り材には反映されない。
  1. 最小定尺優先タイプ(タイプ1)
    指定寸法範囲で、最小の定尺から見て一番ロスの少ない定尺を「取り材1」として決定す。(運搬やカット数、在庫などを考え、なるべく短い定尺を優先して「取り材1」を決定したい場合。)
  2. 最小定尺優先タイプ(タイプ2)
    新たな計算タイプで、指定寸法範囲で、最小の定尺から見て一番ロスの少ない定尺を「取り材1」として決定するが、入力された切寸法が定尺外で複数本の場合、本数×切寸法の計算サイズが、指定寸法範囲の定尺だった場合は、その定尺を優先して「取り材1」とする。(タイプ1の条件に加えて、「取り材2」のロスを少なくする場合。)
     径(D)切寸法(㎜)本数取り材1(㎜)本数相取り取り材2(㎜)本数相取り
    タイプ11325003500012350011
    タイプ21325003750013   

  3. 最大定尺優先タイプ
    指定寸法範囲で、同一のロス(ロス0の場合)が複数ある場合、最大の定尺を「取り材1」として決定する。(運搬やカット数、在庫など考慮せず、なるべく長い定尺を優先して「取り材1」を決定したい場合。)
     径(D)切寸法(㎜)本数取り材1(㎜)本数相取り取り材2(㎜)本数相取り
    タイプ113150010450033350011
    最大定借優先タイプ13150010750025   
    タイプ113200010400052   
    最大定借優先タイプ13200010600033350011

総重量計算時の丸め方

「総重量計算時の丸め方」は、「重量計算」(明細書は未対応)において、総重量を求める場合の計算値の丸め方を選択する。(実重量は対象外)
  • 定尺ごとに丸める
    各定尺ごとの計算結果値で丸めて、径の総重量を求め、その径ごとの総重量の和を総重量とする場合。
  • 径の合計で丸める
    径の総合計値で丸めて、その径ごとの総重量の和を総重量とする場合。

集計方法の基本設定(明細)

 「集計方法の基本設定(明細)」は、「明細」と記載しているように「明細書」で使用する時の為のもので、初期リリースではサポートしてないが利用できるようになった時のために確保している。  設定は「同一の径・サイズで再集計」を行うか否かで、チェックボックスに「☑」を入れた場合は、 入力した「径」と「サイズ」の同じ物が複数あった場合は、その全ての本数を足した本数で、取り材の再計算を行う。(同一数にもよるが多い場合は、取り材2の数がかなり減る。)

取り材情報の設定

「取り材情報の設定」は、入力チェックおよび取り材を計算する為に必要な鋼材の条件と、呼び名(以降、径と称す)に対応する規格記号の指定を行う。
  1. 計算寸法範囲
    径ごとに、取り材の計算で使用する定尺の条件(最小/最大サイズ)を設定する。
    指定されたサイズ内(最小~最大)で、入力された「切寸法」と「本数」で取れるロスの少ない取り材1のサイズを求める。また、取り材1の計算で余った本数の取り材2のサイズは、設定された最小サイズ以上から求められる。
    但し、指定されたサイズ以上の「切寸法」が指定された場合は、その切寸法が取れるサイズが取り材1となる。
    1. 最小
      最小は、取り材の最小サイズの指定で、3500~12000mmの500mm単位で構成されているドロップダウン・リストから選択指定する。
      使用しない径は、「0」を指定する。使用しないと設定された径は、入力で無効の径としてチェックされる。
    2. 最大
      最大は、取り材の最大サイズの指定で、3500~12000mmの500mm単位で構成されているドロップダウン・リストから選択指定する。(最小サイズより大きい値を指定)
      使用しない径は、「0」を指定する。
  2. 規格記号
    規格記号は、明細書作成で使用する為のもので、径に対応する規格記号、
    ・SD295
    ・SD345
    ・SD390
    ・SD490
    以上4種類をドロップダウン・リストから選択指定する。

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