鉄筋名人(切寸集計.net版)のHELPVer 1.0


入力データ印刷

メニューの「印刷」→「入力データ」を選択すると、下記の入力データ印刷用のフォーム(入力データ印刷フォームと称す)が表示され,データグリッドに入力したデータの印刷が行える。 このフォームのタイトル部分に、現在の「通常使うプリンター」として設定されているプリンターの名称が表示されているので、使用するプリンターが異なる場合はこの「入力データ印刷フォーム」を一度閉じ「通常使うプリンター」の設定を変更後に再度開く。(図の例では、「EPSON PX-402A」が通常使うプリンターとなっている。)
内容を印刷するだけでなく、印刷時に付加する内容や2種類の用紙の選択も行える。
  1. フォーム内の内容
    1. 表示1・2
      この表示1と2に何か入力した場合、入力した内容だけが付加されて印刷される。印刷位置は使用者が自由に設定できる。
    2. 用紙の選択
      印刷する用紙として、A4縦とB5横の2種類が選択できる。初期表示ではA4縦となっている。
    3. 日付を印刷
      印刷時に日付を印刷したい場合、この「日付を印刷」にチェックを入れる。
      チェックされると日付の指定が可能となる。初期表示ではチェックが入って現在パソコンの日付が表示される。
      日付は妥当性のチェックを行っているので誤った入力をするとエラーメッセージが表示される。
    4. 分類別で印刷
      分類を入力してる場合に、分類別に印刷したい場合にチェックする。
      印刷される順番は、まず設定が無い「空白」、次に1~順番に印刷される。ページ番号は分類別にカウントされる。
    5. テスト印刷
      設定フォーマットの設定内容を変更した場合に印刷がどのようになるかを確認する場合に使用する。明細書の設定よりも少し手子摺るので用意しました。
    6. 印刷
      印刷を実行する場合にクリックする。
    7. 終了
      入力データの印刷処理を終了する場合にクリックする。
  2. 実際の印刷
    印刷が実行されると、印刷される内容を確認してから印刷するように下記図のような良く見慣れている「プレビューの印刷」のダイアログを表示するようになっている。 プレビューは全体が見れるように縮小表示で2ページ分の内容を表示する設定となっているので、表示の倍率・表示ページ数を変更して確認後、何時も使用しているように印刷する場合は[プリンターのアイコン]をクリックする。印刷しない場合は[閉じる(C)]のボタンをクリックする。 図の例は、A4縦の印刷で表示の入力は無く日付を付加して印刷する設定で印刷されている。また「試用版」の状態なので中央に「サンプル印刷」の文字が印字されている。

印刷フォーマット

入力データ印刷のフォーマット(位置)は使用者が位置等を設定して調整できるようになっている。 使用する印刷フォーマットのファイル名(設定ファイルと称す)と内容は決められていて、誤ると正常に印刷が実行されないので、此処で説明した内容をよく理解して変更する必要がある。(変更された場合は、使用者の自己責任となります。)
  1. 設定用ファイル
    設定用ファイルはファイル構成の説明にもあるように、解凍したフォルダ内に2種類あり、使用する変更したいファイルの内容を「メモ帳」や一般の「テキストエデッタ」を使用して変更後上書き保存する。
    元のファイルを保存しておきたい場合は、別のフォルダにコピーするかファイル名を変更して保存しておく。
    1. printA4.pfd
      用紙の選択の「A4縦」用(A4用紙で縦印刷)の設定ファイル
      名前と拡張子(pfd)は絶対に変更しない事。
    2. printB5.pfd
      用紙の選択の「B5横」用(B5用紙で横印刷)の設定ファイル
      名前と拡張子(pfd)は絶対に変更しない事。
  2. 設定ファイル内容
    設定ファイルの文字コードは「UTF-8」で記述されており、各内容は以下のようになっている。
    1. prinA4.pfd
    2. head,   No   記   号    径   切寸法    本  数   取り材1   本  数 相取り 取り材2   本  数 相取り  実重量(㎏) 分類
      data,99999, 99999999999,  99,  99999,  999999,  99.999, 999.999, 99,     99.999, 999.999, 99,  9.999.990.00,  9
      font,メイリオ,10
      marg,10,10,15,10
      dout,0,15
      page,175,0
      hdat1,0,0
      hdat2,0,5
      date,150,5
      hout,150,287,(切寸法・取り材の単位;mm)
      
    3. prinB5.pfd
    4. head,   No   記   号    径(D)   切寸法(㎜)    本  数   取り材1(㎜)   本  数  相取り  取り材2(㎜)   本  数  相取り    実重量(㎏)  分類
      data,99999, 99999999999,    99,      99999,      999999,    99.999,     999.999,  99,       99.999,     999.999,  99,    9.999.990.00,   9
      font,メイリオ,10
      marg,15,10,10,10
      dout,0,15
      page,215,0
      hdat1,0,0
      hdat2,0,5
      date,190,5
      
  3. 設定ファイルの構成
    上記ファイルのように、先頭に決められた名称の後、そのパラメーターがカンマ(,)で区切られている。
    名称毎にパラメーターの数も決められていてチェックされるため、パラメータの数を間違うとその設定は無効となる。
    名称毎の内容は以下のようになっている。
    名称対応内容パラメーター
    124
    font印刷フォントフォント名サイズ(point)
    marg上下左右の余白上の余白下の余白左の余白右の余白
    doutヘッドの位置X座標Y座標
    pageX座標Y座標
    headヘッドデータヘッダーの内容を一括で指定
    dataデータの配置13No~分類までを出力幅を空白と数字で指定
    hdat1表示1X座標Y座標
    hdat2表示2X座標Y座標
    date日付X座標Y座標
    hout表示データX座標Y座標表示データ

    1. フォント以外のパラメータの値は全て「㎜」の単位で、X・Y座標の(0,0)の位置は、上と左の余白サイズの位置となる。見本では、(15,10)の位置が(0,0)となる。
    2. フォント名とサイズはWordなどで設定している、

      の内容と同じで、フォント名はフォントファミリ名(図だとメイリオ)を指定する。フォントサイズも指定してる値はポイントとなので同じ値(図だと10)となる。
    3. 「ヘッドデータ」はパラメータ1つで、そのままの内容が印刷される。
    4. 「データの設定」に座標指定が無いのは、ヘッドテータの次の行から印刷を行うようにしているためである。
      また、フォントサイズを基に指定された下の余白内で印刷できる行数を求めているため、印刷行数の指定も無い。
    5. 「データの設定」のパラメータは、データグリッドのNo~分類までを全て指定が必要なので13個設定する必要があります。
      9と指定しているのは空白だけではどのように印字されるか分からないためです。また、3桁区切りの表示(99,999)としたいところですがパラメータの区切りとして「,」を使用しているので「.」で代用している。
      幅は「,」で区切られた桁数(空白も含む)を計算して求め、右詰で印刷される。
      サンプルだと、Noは5文字の幅、記号は空白が1文字あるので12字の幅となっている。
    6. 「表示データ」は、A4縦ではヘッドテータの切寸に単位が表示できないため、フッター部分に注釈表示するように設けました。必要ない場合は設定から削除すればいいです。また、これを使って固定の内容を印字することも可能です。当然B5の設定でも使用可能です。
    7. 見本の設定ファイルでは一応すべてを設定しているが、指定してても入力されたデータが無い(空白)場合は印刷されない。逆に、入力したデータが有っても設定ファイルで対応の名称の設定が無い場合は印刷されない。
    8. 入力データの印刷で必須の設定は、
      印刷フォント、上下左右の余白、ヘッドデータ、データの配置
      この4つで、特にデータの配置の設定を誤ると最悪入力データの印字は行われない。
    9. 明細書では日付のX座標を誤って設定した場合、位置を補正してたが此処では補正してないので注意してください。
    10. 文字表示のX・Y座標の位置は、文字の左上となります。
    11. Y座標指定する場合に、設定したフォントサイズで高さの目安は、
      設定フォントサイズ(point) × (25.4 / 72)
      となります。見本のフォントサイズ10の場合だと約3.53㎜となる。

設定ファイル対応の印刷見本

「A4縦」の設定ファイル「printA4.pfd」にて、テスト印刷で印刷した内容を示す。 点線の赤枠はmarg設定の余白。 ヘッドデータの下にデータの区切りとして自動的に罫線が印刷される。
実際の入力データを印刷した場合下の図のように感じで、 最初は、表示1に「サンプルデータ」、表示2に「見本です」と入力している。 2つ目は、表示1、2どちらも入力していない。

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